
ある夜、もぐらくんとはりねずみくんがお茶をしていると
星の子どもぽっちが空から落ちてきました。
空の上で音楽会をするために楽器の練習をしていたそうです。
ぽっちは空に戻ろうとジャンプしますが、ずでんっとすぐに落ちてしまいます。
そこでもぐらくんとはりねずみくんが、ぽっちが空に帰るお手伝いをしました。
まずはもぐらくんが暮らす地下の町を通って、3人で山の頂上に向かいます。
到着すると、ぽっちのことを心配して待っていたおつきさまが
しゅうっと息を吸って、ぽっちを空に戻してくれました。
そしてぽっちを助けたお礼に、星の音楽会に招待してくれたのです。
絵本で星の音楽会を見ているときに、隣の部屋から楽しいお歌が聞こえてきました。
サンタクロースイズ カミンカミン♪ ぼくらのようちえんにサンタがやってくる♪
「なんだか本当の音楽会みたいだね」
ひとりの子がそうつぶやくと、みんな近くのお友達と顔を見合わせて
とても嬉しそうに、にこっとほほ笑んでいました。
夜空にぽっちと仲間たちの美しい音楽が響き渡ったように
馬場幼稚園でもクリスマスの楽しい音楽が響き渡っています。
|