2009年1月 馬場幼稚園お誕生会礼拝説教

「神様からも人々からも喜ばれる子ども」

2009年1月13日   

 「一方、少年サムエルはすくすくと育ち、主にも人々にも喜ばれる者となった。」

サムエル記上2章26節         



T.母の祈り

 少し前にサムエルさんのお話をしたのをみんな覚えているかなあ。

サムエルさんは、イエス様よりもずっとずっと前に生まれた人でした。

サムエルさんのお母さんはハンナさんです。ハンナさんは結婚をしていましたが、なかなか子供を与えられませんでした。

だから、ハンナさんは神殿に行って、神様に何度も何度もお祈りをしたのです。

神殿は神様が住んでいらっしゃるお家です。「神様、どうか、わたしに男の子を下さい。

そうすれば、わたしはその子を神様にお捧げ致します。その子をずっとあなたの御用のために働く子どもにさせます。」

そのようにお祈りしました。

すると神様はハンナさんのお祈りを聞いて下さって、男の子の赤ちゃんを下さいました。

ハンナさんはその子に「サムエル」という名前をつけました。



さて、サムエルさんが段々と大きくなって、たんぽぽさんくらいになった時、ハンナさんは神殿に行きました。

そこで神様のためにお仕事をしているエリさんという祭司さんの所に行って、こう言いました。

「祭司様、わたしのことを覚えておられますか。わたしは前に、この神殿でお祈りをしていたハンナです。

祭司様が言われた通り、神様はちゃんとお祈りを聞いてくださって、わたしに可愛い男の子の赤ちゃんを下さいました。

ですから、神様にお約束した通り、わたしはこの子を神様に捧げに来たのです。

どうか、祭司様の所でこの子を置いて下さり、神様の御用のために働く子に育てて下さい。」

エリさんはそれを聞いて「そうですか。分かりました。わたしがこの子を育ててあげましょう。」そう言って、

まだ小さかったサムエルさんは、祭司のエリさんと一緒に生活をするようになりました。

サムエルさんは毎日、エリさんと一緒に神様にお祈りをしたり、神様のためにお仕事をしました。

神様もそのことをとってもお喜びになりました。

こうしてサムエルさんは、神様からも周りの人たちからも喜ばれる子どもとして成長しました。

 

U.親に逆らう子どもたち

 ところで、祭司のエリさんには二人の男の子どもがいました。

サムエルさんよりもずっと年上で、お父さんと同じように祭司さんのお仕事をしていました。

ところが、この二人の子どもたちはとっても悪い子たちでした。

神殿には人々が神様に捧げるために牛や羊の肉を持って来ました。

ところが、その子どもたちが来て、「おい、その肉をこっちによこせ」って言って、神様のものを横取りしてしまったのです。

お父さんのエリさんに叱られても、その子たちは悪いことを止めようとはしませんでした。

「うるさいな。隠れてすれば、神様にも分からないから、平気、平気。」そう言って、悪いことを止めようとはしなかったのです。

お父さんのエリさんは年をとっていて、もう目も見えず、耳も聞こえなくなっていました。

だから、息子たちは何をしても大丈夫と思っていたのです。

それを見た神様はとっても怒って、お父さんのエリさんに言いました。「お前の息子たちは、なぜ、あのような悪いことをしているのか。

わたしに捧げられた物を盗むのか。もう、あの子たちにはわたしのために働かせることはしない。」

こうして神様の目を隠れて、悪いことをしていたエリさんの子どもたちは、神様から罰を受けることになってしまったのです。

V.神様からも人々からも愛される子ども

 さて、それから暫くして、サムエルさんが神様のいらっしゃる神殿でお仕事をするために夜もそこで寝ていました。

すると突然、「サムエルよ、サムエルよ」と呼ぶ声が聞こえてきました。

「はい、わたしはここにおります」と答えて、急いでエリさんの所に行きました。

「エリ様、わたしのことをお呼びでしょうか」と尋ねると、「いや、わたしは呼んではいないよ。安心しておやすみ」と言いました。

それからしばらくして、またサムエルさんが神殿で寝ていると「サムエルよ、サムエルよ」と同じ声が聞こえてきました。

サムエルさんは急いでエリさんの所に行くと、エリさんは「わたしは呼んでいない。安心しておやすみ」と言いました。

それから、またサムエルさんが神殿に戻って寝ていると「サムエルよ、サムエルよ」と呼ぶ声が聞こえてきました。

またサムエルはエリさんの所へ行きました。

するとエリさんは、神様がサムエルさんのことを呼んでいらっしゃるのだということに気付きました。そこでサムエルさんに言いました。

「いいですか。呼んでいらっしゃるのは神様です。

だから、もし、呼ぶ声が聞こえたら、『はい、神様、お話ください。わたしは聞いています。』と答えなさい。」



そこで、サムエルはもう一度元の場所に帰って寝ました。

すると、また「サムエルよ、サムエルよ」と呼ぶ声が聞こえてきました。

サムエルさんは「はい、神様、お話ください。わたしは聞いています」と答えました。

すると神様は言われました。

「いいですか。エリの子どもたちは良くないことをしている。だから、わたしが罰を与える。お前はわたしが語る言葉を人々に伝える人になりなさい。」

それから、サムエルさんは神様の言葉を人々に伝える人になりました。

サムエルさんはいつも神様にお祈りし、神様が喜ばれることをしました。

人々も「サムエルさんの言うことなら、間違いはない」と、サムエルさんの言葉に耳を傾けました。

こうして、サムエルさんはエリさんの下ですくすくと成長し、神様からも人々からも喜ばれる子どもとして大きく成長したのです。



 さあ、馬場幼稚園のお友だちも、こうして馬場幼稚園に来て、小さい時から神様のお言葉を聞くことができました。

それはとっても大切なことです。

ところで、皆さんを馬場幼稚園に連れて来てくれたのは誰かなあ。

そう、皆さんのお父さんとお母さんです。

皆さんのお父さんとお母さんも、サムエルさんのお母さんのハンナさんのように、皆さんが神様からも、

周りの人たちからも喜ばれる子どもとして成長して欲しいなあと思って、皆さんを馬場幼稚園に連れて来て下さったのです。

馬場幼稚園には神様がおられます。馬場幼稚園は神様のお家です。

馬場幼稚園に来ると神様にお会いすることができます。皆さんもサムエルさんと同じように神様にお祈りすれば、

神様は皆さん一人一人のお名前を呼んで下さいます。

そうしたら、皆さんもサムエルさんと同じように「はい、神様、お話ください。わたしは聞いています」と答えてください。

そうすれば、皆さんもサムエルさんと同じように、神様からも周りのお友だちからも喜ばれる子どもとして成長することができます。

天の父なる神様

 今日はサムエルさんのお話を聞くことができて有難うございます。

あなたはわたしたち一人一人をこの馬場幼稚園にお招きくださいました。

どうか、いつもわたしたちに呼びかけてくださる神様の御声を素直に聞くことができますようにお守り下さい。

そして、わたしたちが神様にも、お友だちにも喜ばれる子どもとして成長することができますようにお守り下さい。

このお祈りをイエス様のお名前を通してお捧げ致します。ア‐メン。