成長させてくださる神様


日本キリスト教団白銀教会牧師・馬場幼稚園チャプレン 

野崎卓道  


 「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」            (コリントの信徒への手紙一3章6−7節)

日頃から馬場幼稚園を愛し、支えてくださる保護者の皆様、この度はお子様方のご入園、ご進級を心からお喜び申し上げます。何よりも、数ある幼稚園の中から馬場幼稚園を選んでくださったことに心から感謝致しますと共に、馬場幼稚園に通われるお子様方お一人お一人は神様に選ばれ、馬場幼稚園に招かれたと私共は信じております。神様からお預かりした大切なお子様方と信じ、心を込めてお子様方に寄り添い、その成長の支えとなることができるように努めますので、どうぞ宜しくお願い致します。

今年創立107年目を迎える馬場幼稚園は、カナダ・メソジスト教会の婦人宣教師たちによってその基礎を据えられ、同じカナダ・メソジスト教会のミッションによって建てられた白銀教会と歩みを共にして参りました。これまで多くの卒園児たちを送り出しましたが、毎年、卒園児の保護者の皆様から「馬場幼稚園を選んで本当に良かったです!」と励ましのお言葉を頂き、そのお言葉に支えられて、これまで歩んで来ることができました。今年は認定子ども園として新たな歩みを始めようとしています。保護者の皆様の一層のお支えを宜しくお願い致します。

近藤瑠美子園長を初め、馬場幼稚園の先生方はいつも情熱を傾け、体当たりで子どもたちに接し、保育者としての資質を高めるため、日夜、研修に励んでおられます。保護者の皆様の中には、「馬場幼稚園(特に園長)は少々、人使いが荒いのでは?」と思われる方もおありかと思いますが(私も同感です!)、馬場幼稚園の保育の良さは、子どもと保護者と保育者が裸でぶつかって成長して行く点にあると思います。手間暇かかる分、それだけ子育ての喜びも大きいのだと思います。何より、自ら欠けた器であることを自覚しつつ、キリスト教保育に当たっている私共が共通して経験させられることは、「大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です」ということです。

 私にも三人の子どもたちがおりますが、子育ての喜びと共に、親としての未熟さを日々感じさせられています。登園する我が子が親に泣きついて離れないと、それだけで親の育て方が悪かったかのように責められる思いになったものです。ちなみに、私の子どもたちは三人とも、他の園児たちと比べてもよく泣きました(私自身、幼稚園が嫌いで、毎日泣いていましたし、幼稚園を勝手に抜け出してしまったこともありました)。でも、今にして思えば、それも子どもたちにとっては当然の成長の過程であったと思います。

親としては子育ての責任がありますから、いつまでも不安は拭えませんが、親の未熟さも含めて、神様は子どもと共に、親の成長をも導いてくださるというのが私の実感です。「ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」このことを知っていると、親は子育ての重荷を少し軽くされ、心にゆとりを持って子育てに当たることができるようになると思います。

馬場幼稚園では、聖書の中から月ごとの暗唱聖句を決め、子どもたちには礼拝の中で、その聖句についてお話しています。また毎週日曜日の朝9時10分から10時まで白銀教会で開かれる「キリスト教入門講座」では、保護者の皆様を対象に、子どもたちが暗唱する月の聖句についてお話をしたいと思っています。教会学校が同時に開かれていますので、お子様をそちらに預けて、保護者の皆様には「キリスト教入門講座」にご出席頂ければと思います。子どもたちが暗唱する聖句の意味を知ることで、お子様とのコミュニケーションが一層深められ、子育ての一助になればと願っております。

また年に二回(6月と10月)、保護者会の皆様のご協力を頂き、「聖書のお話を聞く会」を開き、子育ての喜びと苦労を分かち合う時を持っています。私自身、毎回、保護者の皆様のお話を伺い、子育てで悩んでいるのは自分一人ではないことを知らされ、とても励まされています。今年も多くの保護者の皆様にご出席頂ければと願っております。

馬場幼稚園とのつながりの中で、お子様方にも、保護者の皆様にも、神様の愛と祝福が豊かに注がれ、心豊かな日々を送ることができますように心からお祈り申し上げます。







 



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